現在は主に、電気工事の現場施工に従事しています。
最初に第二種電気工事士の資格を取得し、第一種電気工事士、1級電気施工管理技士、監理技術者の資格を取得していきました。
入社後21年のいまは、実際の作業で求められる登録電気基幹技能士や、あと施工アンカー施工士などの国家資格から、技能講習・特別教育など40種類を超える資格を保有しています。
現在も、新たに国家資格に挑戦するなど、入社以来、機会あるごとに社外講習や勉強会に参加して、技術の習得に努めています。
また、私たちに続く若い技術者を育成したいと思います。
数年前のこと。当時、創業以来最も高額で工期の長い現場となった広域行政組合発注の火葬場の新築工事を手がけることになりました。本来の設計図通りに施工するのはもちろんですが、打ち合わせなどを通して、さらに良いものとなるようこちらから提案をする機会もあり、施主様と共により良いものを作り上げるという過程に、大変やりがいを感じました。また、火葬場という特殊な建築物のため、火葬炉の専門業者との現場調整や初めて手がける施工などもあり、学びと驚きの連続でした。
電気設備工事では、新築工事と、すでにある建物の改修工事の二通りがあります。新しい建物をゼロから作り上げることもやりがいはありますが、改修工事においては、施工してみて初めてわかることや、図面と現場が全く異なることは日常茶飯事で、その都度現場での対応が必要となります。そのたびに、施主様やメーカー・協力会社の方々とコミュニケーションを取りながら解決し、みんなでより良いものをつくりだしていくところ、毎日変化の連続であるところが面白さだと思います。また、経験や技術も必要とされる場面だと思います。
発注者様の思いと技術者としての見解に隔たりがあり、苦労する場面も多いのですが、良い建物を建てたいという最終目的は同じです。気持ちをひとつにし、共に力を合わせて作り上げるという思いを大切にしています。そのために、発注者様はもちろん、他業種の方・協力会社の方・材料販社の方など、工事に関わるさまざまな方々と積極的にコミュニケーションをとるように心がけています。どれだけコミュニケーションをとり、協力しあえる関係を築けるかが、工事の進捗や出来栄えを左右すると感じています。
また、完成して終わりではなく、自分たちが作った建物で施主様が生活されるところにやりがいを感じます。いろいろな制約がある中、自分のイメージした通りに施工が納まった時に技術者としての誇りを感じます。
ひとつひとつの現場がそれぞれ違い、次々と問題も発生し、毎日頭を悩ませることばかりですが、完成に向けてひとつずつ解決していけば、どんなに困難でも完成しない現場はありません。
